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2013ミラノサローネ 所感まとめ
 大きく印象に残った点を2つほど、、、。

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1、「銅!銅!銅〜!」

今年は「国際銅協会??」かなんかが世界的大プロモーションを打ったじゃないかって思うくらい、
「銅」それもプレーンな(表面をコーティングしていない)「銅」の存在が目立ちました。
メーカーの展示、個人の展示ともにです。

表面を意図的にエイジングさせ「青錆」だらけになったのを鏡面仕上と並べて、
テキスチャのコントラストをテーマにしてみたりとか。

綺麗な青錆レシピ?

まぁとにかく「銅」フィーバーが印象的だったのですが、
もうちょっとマクロに言えば、
以前よりもテキスチャーコンシャスになっているように思いました。

推測としては、その理由が2つほどあって、

一つは去年に続き、今年もヨーロッパ景気の低迷を映してか、
新モデル発表!よりは従来モデルのテキスチャーを変えたものなどが多く見られため、
おのずとそこが主題になると言うフツーな理由。

もう一つは、素材が自然現象や時間とともに変化していくのを
以前より積極的に受け入れよう、、、みたいなマインドかなぁ〜と。
プレーン、要するに表面保護していないという事は、
時間と共に酸化してきたり、それでも普段触っている所はピカピカだったり、
何かの薬品とかけて自然変化させることでユニークな模様が出来たり、
、、、それは以前から全然ありの価値観ではあるのですが、
これからはもう一歩踏み込んで、人口素材でも自然経年変化や
そのアルゴリズムを織り込むような動き(プログラマブル素材みたいなもの)が
今後出てくるのではないかと思ってます。

あ、ちなみにテキスチャー、、、というか着地を貼り変えたもので
僕的に一番ヒットだったのが、この椅子!


Artfort(メーカー名)のこの形は確か去年も見た様に思うのですが、
MissoniHomeのテキスタイルが超素敵!!
この椅子座り心地も抜群で、めちゃくちゃ欲しいです。


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2、「3D Mash-up」

書籍「メーカーズ」以降、何かと話題に上がる「3Dプリンター」。
「これを利用して照明のシェードを作りました!」みたいなのは、
随分まえからあったと思うのですが、今回はもう一歩踏み込んだ概念に出会いました。

それが「3D Mash-Up」

要は音楽のリミックスのように、
過去の著名なデザインや作品のデザインを3D化し、
それらを「Mash-Up」つまり掛け合わせて、
例えば下のような照明とか作れるよね、、、と言うような事です。

多分リチャードハッテンのカップと、
LUIGI DE PONTI'Sのエスプレッソメーカーのフォルムをマッシュアップした照明。

これはイームズとリートフェルトと、、、w

この展示が「3D Mash-Up」の可能性を示唆したものか、
一歩踏み込んで、それを支持するものかまでは読み取れなかったのですが(多分後者)
そのうちThingieVerseエディターみたいなのが一般的に普及したら、
「デザイナーとか要らんやん!」てな話にも一部なり得るよね、、と。
(十分あると思います)

ではその予兆みたいなものを前にして、自分がデザイナーとして、
こういう時代に何を持って勝負すべきなのかを考えさせられる機会になりました。

僕がこうやって、サローネに来ている目的の一つも、
自分のアンテナが引っ掛けた色んなデザインや価値観を自らの引き出しにインプットするためです。
無から生み出す事は出来ない以上、僕がデザインするものも、
意識するしないにかかわらず、それらインプットを「脳内Mash-Up」した結果なわけで。
だからそのフォルムを数値化してMash-Upする行為がいけない事か?と問われたら、
それって方法論が違うだけのような気もします。
一度データ化されたものを客観視してうまく掛け合わすのも、
デザイン能力の一つとも言えると思いますし。

、、、で、自分なりの結論としては、
デザイナーの勝負スキルは、結局それぞれが持つ主観なのかな、、という
かなりフツーなところに落ち着いたのです。

さきほど「自分のアンテナが引っ掛けた」と書きましたが、
このアンテナさえも自分なりの経験・刺激から形作ったものですから、
決して綺麗な凹面鏡とかにはなってないわけです。

えらくピンポイントな所に必要以上に感動したり、
勝手に解釈して「ナルホドっ〜」って納得したり、
逆に大事な所が全く見えていなかったり。

で、その不平等で、偏光がかかっていて、たまにブラインドスポットのある
ある意味間違えだらけがインプットがインスピレーションになって、
それぞれのデザイナーの次なるクリエーションに繫がるんだろうなぁ〜と。

というわけで、自分もその「かなり歪んだアンテナ」を武器に、
これからもクリエイターの端くれとして精進したいものです。


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、、、と、乱暴に二点に絞りましたが、
今回も自分にとっては得るものの多いサローネ出張となりました。

また同時に、最近自分のアウトプットが最近随分「コト系」に偏っていて、
自分が大切と思っているわりには、
モノへのアウトプットを酷く怠っているなぁ〜と反省する機会にもなって、
長らく留守をして周りにご迷惑かけた甲斐はあったなぁ〜と思っております^^;

(あ、でも、ごめんなさいm(_ _)m > 皆々さま)


---もくぼ


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