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いろいろ旅の気付きメモ
立て続けに海外出張に行ってきました。 
一つはミュンヘンでのiF受賞セレモニーに始まり、
ベルリン、アムステルダム、ブリュッセルをぐるっと、
帰国してその翌日にまた出発して、
今度はアメリカ西海岸のシリコンバレーとアリゾナ。

旅をしながら、いろんな人に会い、そして物事にふれると、
やっぱりそれなりに気付きがあって
、、、っていうか、例えばミラノサローネとかだと、
それは今後自分が挑戦すべきデザインアプローチだったり、
新しいデザインの概念だったり。

でも、今回はなんかうまく言えないのだけど、デザインの云々というよりは、
もっと大きくて、抽象的で、でも本質的な気付きが多かったように思う。

ということで忘れないようにメモ。


1、マルチリンガルのポテンシャル

ブリュッセル在住でEUに勤めている友人がいて、彼のオフィスを訪ねた。
彼が電話を取るたびに言語が違って、
さっきはフランス語、その次はドイツ語、僕と話しする時は英語、、、といった具合。
当たり前だが、政治、経済、法律、技術、思想などなど、
いろんな事について話をするから、もちろん言葉もそのレベル。

言語は、それを使う文化圏の人々の価値観が溶けたものだから、
他言語を操れるというのは、それだけの価値観にアクセス出来る術を持っているという事。
その下地をもって、例えば、デザイン向き合う事が出来る人間のポテンシャルって、
よくよく考えてみれば、冷や汗がでるほど凄い。

意思疎通手段というよりは、自分のクリエイティブのアンテナとして
少なくとも英語くらいはもうちょっと体得しなきゃなぁ〜と思った。


2、意思がにじみ出ているカタチ

ベルリンでバウハウスアーカイブ美術館を見に行った時の事。

半球のカタチをしたポットみたいな作品があって、
恐らくは金床とハンマーで板金をこつこつやりながら作ったものなんだけど、
むろん完全な半球ではなくて、ところどころ、かすかに歪んでいて、
でもそれは、あまりにも力強い「球のオーラ」みたいなものを放ってた。

つまり定量的に正確な「球」であることが大切なのではなくて、
造形意思をもって時を重ねた作者の営みが、モノを通してにじみ出ている事が
実は大切なわけで、、、要するにそれがモノの四次元的な価値なのだと。

正確に3Dトレースできればいいって事ではないのだ。

数の大小を問わず、「これをモノとして世に生み出す価値とは一体何なの?」って考えた時、
実は、それってモノづくりのあり方を判断する際にかなり本質的な要素だし、
単に「手仕事の良さ」なんてありきたりな表現で片付けたくないなぁ〜と思ったのだ。


3、分析で未来は見えない

物事を理解するには、
三人称的に分析するんじゃなくて、一人称的に、つまり自分でやってみることだ。

分析は「これまでどうだったか」は整理出来ても、
「これからどうなるか」は見通せない。
しかも、分析する人は、沢山いるのだ。

そんなあれこれ自分でやっている時間はないというのなら、
僕たちが分析ごっこでどれくらい時間を無駄に費やしているかを考えてみればいいのだ。


4、オープンソースって、意外と堅実。

アリゾナでオープンソースで車作りをやっているローカルモータースという企業を訪ねた。
クリスアンダーソンのMAKERSや、オバマ大統領のスピーチで紹介されたりして、
今何かと注目を集めているところだ。

工場の隅々まで案内してくれて、今取り組んでいるプロジェクトのあれこれも
信じられないくらいオープンに、そして丁寧に説明してもらった。
写真もビデオの撮影も全然ウェルカムで、
「SNS使いたかったら、wifiのIDとPASSはあそこのボードに書いてるから〜♪」くらいの勢いだった。
オープンなのは、彼らの戦略なのだ。

説明してくれたダミアンがしきりに
"DEMAND DRIVEN"そして"PASSION DRIVEN”といっていた。
「みんなが夢中になれるものをつくるんだ!」って。

従来のマス製造業は、開発情報を極秘にし、
市場予測をして、需要ボリュームを推定し、何重も社内コンセンサスを得て予算を獲得し、
そのために結構な時間を費やして、実は時代の空気が変わってるかもしれない事に目をつぶり、
やっとのことでドーンとつくって見て、さて売れるか売れないか
、、、みたいな、実にバクチな事をやっていたわけで、

オープンにし、皆の関心と意見を集め、コミュニティーを形成し、
世界中の知の余剰を集め、そうする事でプロダクトへの参加意識も強化され、
地に脚がついた需要のもとに、オンタイムに必要な数だけ作る、、、、ってこれ、
考えてみればかなり堅実な考え方だなぁと。
(もちろん、この方法でやってうまくいくものと、そうでないものもあるのだろうけど。)

僕のまわりにも、それぞれの分野で凄いスキルを持った友人って結構いて、
またそういう人はオンラインでもオフラインでも情報交換できるネットワークを持っていて、
そういうのをお互いに活用すると、ほぼ何でも作れちゃうんじゃないかと思う事がある。
これから是非実践してみたい。


もくぼ
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